HAICUについて

HAICUは、U7 +アライアンスのイニシアティブです。

U7+ Alliance of world universities

ミッション

諸大学のまとまった声明を中核とするラボであるHAICUは、大学、公的機関、企業、市民社会組織の間の協力を促進し、社会の中でAI +によって生ずる重要な課題と機会へのまとまった対応を用意し、提案することを目的としています。

HAICUは、大学は活気に満ちた複数のステークホルダーからなるAI +エコシステムの一部であり、現実の問題に関わり、かつイノベーティブであり続けるためにそこに関与する必要があるという考えに基づいています。HAICUは、大学内及大学の枠を超えた中核的な「人間中心のAI +」開発の探索、実験、実行、事後評価に基づいた野心的な活動プログラムに取り組んでいます。

HAICUは、次の4つの目標を追求することにより、その価値を最大化します。
  1. 影響力の大きい、国際的、学際的、分野横断的な、責任ある「人間中心のAI +」に関する対話と研究を促進する。

  2. 責任ある「人間中心のAI +」のイノベーションの原則とメカニズムを、大学の研究と教育の中核的な任務の中と社会全体の中に組み込むことに貢献するベストプラクティス、ツール、および解決策を開発、共有、および促進する。

  3. 責任ある「人間中心のAI +」に関する共同研究を通じて、イノベーティブで、エビデンスを参照したうえでの解決策を生み出す。

  4. 責任ある「人間中心のAI +」に関連する重要な課題についてシングルボイス(ワンボイス)として社会に向けて発信する。

HAICUは、「人間中心のAI +」エコシステム内の大学の役割に関連する4つの機能を発揮します。
  1. HAICUは、「人間中心のAI +」エコシステム内で、大学と主要なパートナーおよびステークホルダー(NGO、企業、市民フォーラムなど)の間の協働と協力を推進するエンジンとして機能します。

  2. HAICUは、このエコシステム内の大学の組織改編のためのベストプラクティスを作成および共有するための共同体として機能します。-このネットワーク機能は、デジタルトランスフォーメーションが大学の基本的な使命へ与える影響から生じる課題と機会に関連しています。

  3. HAICUは、責任あるイノベーションの規範に従って、「人間中心のAI +」の開発に影響を及ぼし、方向づけることを支援する力として機能します。-このネットワーク機能は、大学がその特殊性と資産を用いて、エビデンスに照らした実践と解決を促進することにより、より広いグローバルなAI +エコシステム内で影響を与えることを見込みます。

  4. HAICUは、責任ある「人間中心のAI +」の開発と実装のために、例えば国連グローバルパルス(Global Pulse)イニシアティブの精神で、実験とエビデンスに照らしたイノベーティブな解決策の探索に全力を尽くすネットワークとして機能します。

これらの多様な機能を通じて、HAICUは能力の開発を支援し、「人間中心のAI +」の開発と実装に使用されるアプローチに影響を与え、エコシステム全体の主要なパートナーらとイノベーティブな解決策を見出し実験するための一連のラボとして機能することを目指しています。

HAICUの中核的なメンバー

北米

  • ノースウェスタン大学 (米国)
  • モントリオール大学 (カナダ、ケベック州)
  • トロント大学(カナダ・オンタリオ州)

アジア

  • インド工科大学ボンベイ校 (インド)
  • 大阪大学 (日本)

アフリカ

  • シェイク・アンタ・ジョップ大学  (セネガル)

欧州

  • パリ工科大学 (フランス)
  • コートダジュール大学 (フランス)
  • エクス=マルセイユ大学及びフランス国立科学研究センター(CNRS) (フランス)
  • エジンバラ大学 (英国)
  • ミラノ大学(イタリア)
  • フェデリコ2世・ナポリ大学 (イタリア)

マネジメントチーム

Catherine Régis(カスリーン・レジス)

共同リーダー

モントリオール大学

  • 法学部教授
  • 戦略立案およびコミュニケーション担当副学長
  • 健康に関する法と政策における協働文化に関するカナダリサーチチェアの保有者
  • Milaの準アカデミックメンバー
  • AIに関するグローバルパートナーシップ(GPAI)の責任あるAI作業グループの専門家メンバー
  • 健康ハブ:政策、組織及び法(H-POD)の共同ディレクター
  • モントリオール大学の公共政策センター、病院研究センター(CRCHUM)、AIとデジタルの社会的影響に関する国際観測所(OBVIA

Jean-Louis Denis(ジャンルイ・デニス)

共同リーダー

モントリオール大学

  • 公衆衛生学、経営・評価・健康政策学部教授
  • GETOSのチェア保持者-保健組織のガバナンスと変革におけるCHSRF / CIHRチェア
  • チェア保持者-保健制度改革と改善プロセスの変革への鍵におけるカナダリサーチチェア
  • 広法研究センターのメンバー
  • モントリオール大学病院センター研究センターのメンバー
  • 健康に関する法と政策における協働文化に関するカナダリサーチチェアのメンバー

Réjean Roy(レジャン・ロイ)

プロジェクトマネジャー

モントリオール大学

運営委員会メンバー

Catherine Blaya(カスリーン・ブラヤ)

コートダジュール大学
(フランス)
  • 教育学教授
または

Marina Teller(マリナ・テラー)

コートダジュール大学

(フランス)

  • 私法教授
  • 3IA「法とAI」のチェア保持者、ディレクター

Samba Ndiaye(サンバ・ンジャイ)

Université Cheikh Anta Diop
(Sénégal)

Bruno Ventelou(ブルーノ・ベンテルー)

エクス=マルセイユ大学及びフランス国立科学研究センター(CNRS)
(フランス)
  • エクス=マルセイユ経済学部研究教授

Cristina Mele(クリスティーナ・メレ)

フェデリコ2世・ナポリ大学
(イタリア)
  • サービスイノベーション教授及びイノベーションと第3のミッションのための大学代表

Annelise Riles(アンネリーズ・ライルズ)

ノースウェスタン大学
(米国)
  • グローバル問題担当副学長 グローバル問題のためのノースウェスタン・ロバータバフェット研究所所長

Ravi Gudi(ラヴィ・グディ)

インド工科大学ボンベイ校
(インド)
  • 化学工学科教授

Catherine Régis(カスリーン・レジス)

モントリオール大学
(カナダ、ケベック州)

Costanza Nardocci(コンスタンザ・ナルドッチ)

ミラノ大学

憲法研究者、イタリア及び超国家公法学部

Jean-Louis Denis(ジャンルイ・デニス)

モントリオール大学
(カナダ、ケベック州)

Atsuo Kishimoto(岸本充生)

大阪大学
(日本)
  • 社会技術共創研究センター長
  • データビリティフロンティア機構教授

Gaël Richard(ガエル・リチャード)

パリ工科大学
(フランス)
  • Hi! Paris事務局長
  • 国立高等電気通信学校 (Télécom Paris)教授

Shannon Vallor(シャノン・ヴァラー)

エジンバラ大学
(英国)
  • データと人工知能の倫理におけるベイリーギフォード・チェア
  • エジンバラ未来研究所テクノモラル未来センター長